Clover TrailのLinux化は手強い模様

 また、間が空いてしまいました。というのも、W3-810のLinux化がうまく行ってませんで、いろいろ調べていたのですが、なかなか手強くて、時間が過ぎてしまいました。
 前回、32bitUEFIのブートローダーで手こずっていたのですが、ここの部分については、クリアーすることができました。しかしながら、USBブートで起動をかけると、ブラックアウトしてしまい、先の行程に進んでくれません。どうも、最初のロードで止まっているところがあるらしく、どのディストリビューションを使ってもダメでした。最初は、設定等で回避できないかと思っていたのですが、どうも、Linuxが対応していないということが分かってきました。
 W3-810は、Clover Trailと呼ばれているAtom Z2760というCPUが採用されているのですが、こいつは、IntelのSoCになっているらしく、チップに、CPU以外のアーキテクチャが盛り込まれているみたいです。いわゆる汎用機で使われているチップセットに当たる部分が、オンチップになっている部分があって、それにより、小型化や低消費電力化が進められているというわけです(詳しくは、こちら)。
ぼくは、x86系のCPUは、基本汎用CPUなので、当然Linuxはサポートされているものだと思っていたのですが、このCPUは、小型PC用に割り切ったコンセプトになっているらしく、Windows8以外のOSのサポートは後回しにしたみたいです。CPU本体というよりは、SoCとして取り込んだチップセット部分の対応がいろいろあるみたいで、特に、GPUまわりのPowerVRの対応なんかがいろいろあるようです。
 こちらを見ると結局、Linuxは非対応になったみたいなので、少なくとも、標準的なディストリビューションでは、動かせないということのように思います。ここ何年か、CPUの進化に興味が持てなくなっていたのですが、随分前の話なのについて行けてないなと、反省してしまいました。
 W3-810でubuntuを動かしている人もいるみたいなので、チップセットに対応していそうなカーネルを探してビルドインするなどすれば、動くものを作ることは出来るのかも知れませんが、ちょっと敷居は高そうです。これは、気が向いたらということで・・・
 今回作った、USBブートで、他のタブレットを動かしてみたら、動かすことができたので、そっちで少し遊んでみようかと思っています。今回、いろいろ調べていて、知識が断片的になっていることを痛感しました。OSのこと、CPUのことなどを改めて勉強して整理しておきたいなと思っているのですが、どうなることやら。

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