グレートジャーニー人類の旅に行ってきた

 少し前になりますが、国立科学博物館で特別展示されていた、関野吉晴さんの「グレートジャーニー人類の旅」に行ってみました。関野さんの展示なので、冒険譚のようなものを想像して行ったのですが、人類学というか、社会学というか、そういう色が強い展示で、なるほど、国立科学博物館の展示なんだと思いました。
 大昔の人類のことから、今を生きる、我々とは違う社会のなまなましい文化なんかが紹介されていて、その生々しさは、関野さんの体験から来ているものなので、他の方とは違う生々しさを感じました。
 たまたまちょうど、真逆の今を直視している大前研一さんの本を読み始めていたので、そのギャップが面白いと感じました。今をどう生きるかという意味では、考えさせられる展示が多かったように思います。
 関野さんの最近の活動を知らなかったのですが、縄文号という丸木舟を自分たちで造って、東南アジアから日本への人類の足跡をたどられたようです。縄文号は、それを加工するための鉄器も、砂鉄を集めて、炭焼きからたたら製鉄をして自分たちで作ったようです。いやはや、すごいですよね。こういうことを真面目にやってみるというのが、面白いですよね。

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