黒柳徹子さんのAIBO

 年始のテレビで、何回か黒柳徹子さんをお見かけしました。いや~、元気で、面白い方ですよね。歳を忘れさせてくれるあのキャラはなかなかお目にかかれません。正に、テレビ向きだなと感心するのですが、話の中でペットロボットのAIBOを飼っているという話を徹子さんがされていました。以前にも、何かで聞いたことがあるように思うのですが、何でも、徹子さんのAIBOは、徹子さんの愛情?で普通することが出来ない動作をするようになったらしく、AIBOを作ったエンジニアが、見に来たことがあるようなことを仰ってました。
 ぼくは、最近、成長する製品のようなものが作れたら、面白いよなとよく考えることがあります。進化するなんて言うと大変かも知れませんが、ちょっとだけ成長するようなものであれば、今の技術で頑張れば、作れるような気がします。これまで、人は、自分のライフスタイルに合わせて、いろいろなものをチョイスしてきました。カスタマイズという言葉がありますが、カスタマイズは、人が自分に合わせていろいろと調整することをいいます。これらのことを自動でやってしまうようなものって面白いですよね。
 実は、Web上では、地味に、そういう仕組みを取り入れているところってありますよね。過去の履歴をヒントに、いろいろとやってくれます。時には、煩わしさを感じることもありますが、これらを、もっと人に近づけて、人が合わせるのではなく、人に合わせる製品が作れないかなと思ったりします。そうすると、同じ製品であるにも関わらず、人の数だけ、個性のある物になって、物に愛情を持てる時代が来るかも知れません。実際、ロボット掃除機ルンバを見て、健気なやつで、電池が減ったっても、捨てられないと言っている人がいたりします。物に対して、そういう接し方って面白いですよね。
 空気を読む電化製品。気が利く電化製品って何かいいですよね。生活の中で賢くなって、けれど、一人一人を認識してやり過ぎない。そういう電化製品が作れると面白いよな~と、思う今日このごろです。