フレデリック・パーク展に行ったのがきっかけで、ジブリのblogでもないのかと探して見たら、「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」というラジオを見つけました。このラジオ、ポッドキャストで、過去の放送も聞けるので、最近、時間のあるときに聞いているのですが、とても、面白いです。宮崎駿監督のこととか、作品のこととか、興味深い話がいっぱいです。「宣伝出来ない作品を作ってやる」とか、「何を作ったらいいんでしょうね」とか、普段、自分が矛盾に感じていることは、みんな悩んでいるんだなと、思ったりなんかして、声だけのメディアに耳を傾けています。
久しぶりに、ラジオを聞いていて、インタビューは、声しか聞けないラジオがとても向いていると、ふと思いました。映像だと、周りの雰囲気が見えすぎるし、活字にすると、違うものになるかもしれない。ラジオだと、言葉にしなければ伝わらないので、ある種ちゃんと整理されたことが聞けて、そのときの抑揚がわかるから、とてもいい感じなんですよね。言葉にしていくって、難しいことなんだけれど、大事なことなのかも知れません。ただ、言葉だけで、人を引き込めるだけの魅力的な、会話がないと、飽きてしまいそうですけどね。
昔は、なんとなく、ラジオを聞いていた時期があって、音楽なんかは、マイナーな曲とか、たまに聞けたりして、ラジオのほうが面白いと思ったこともあったのですが、最近は、面白みを感じていませんでした。Ustreamなんかで、動画配信もいいけど、こういうラジオを活用したもののほうが場合によっては、良い場合が、結構あるかも知れません。
久しぶりに、ラジオを見直した出来事だったのですが、ただ、もう少し、聞き取りやすいと良いのになと・・その点、アナウンサーとか、ナレータなど、声のお仕事をされている方は、さすがですよね。
こういうのって、きっと流行らないんだろうなと思うのですが、なんだか、ちょっと、勿体ないですよね。
鈴木敏夫さんの本が出たらしいです。興味があるので、読んでみたいと思って、Amazonでチェックしたら、在庫切れになってました。ブームが過ぎてから、ゆっくり読みたいですね。
ジブリの哲学――変わるものと変わらないもの | |
鈴木 敏夫
岩波書店 2011-08-11 |