遅まきながら、時間が出来たので、人工知能学会誌を読み始めています。この月の特集は、「Web技術、ビジネスモデルとAI」ということで、とても興味深い内容が掲載されていました。(ちょっと内容が古いような気もしますが・・・)
その中に、常日頃から、興味があった、Webでのビジネスモデルについて、柴田尚樹さんが「ネット企業のビジネスモデル」と題して、執筆されています。コンスーシューマに限定されたものですが、忘れないようにメモしておきます。
ビジネスモデルの分類としては、以下のような分類をされていました。
●コンテンツ・アプリケーション層
・コンテンツ販売
・ASP
・広告
●電子商取引
・EC直販
・ECマーケットプレイス
コンテンツ販売は、デジタルコンテンツ(音楽、映像、ゲームなど)に対して、コンシューマが直接料金を支払うというビジネスモデルです。こは、シンプルで一番分かり易いモデルではないでしょうか。
ASP(Application Service Provider)は、Webアプリケーションを通じて、コンシューマにサービスを提供することで、その対価を得るビジネスモデルです。mixiプレミアムやニコニコ動画など、無料サービスを提供しつつ、差別化した有料サービスを提供しているモデルがこのモデルになります。
広告は、メディアから広告企業主へトラフィックを提供することで、広告主から広告料を得るというビジネスモデルです。いろいろな広告モデルがあるようですが、現在、Webでは、このビジネスモデルが主流でしょうか?無料サービスの類は、このモデルが多いですよね。
EC直販とは、商品カタログをWeb上に掲載し、実際に商品を売買する形態です。amazonがこの形態で有名です。
ECマーケットプレイスとは、Web上で商品を販売するための場所(サイト)を販売元企業に提供し、販売元企業は、商品を売ることで、利益を上げ、マーケットプレイス事業者は手数料を得るというビジネスモデルです。楽天や、オークションがこのビジネスモデルになります。
こうやって見ると、個人でやるには、どれも敷居が高そうなものばかりのような気がします。ぼくがやったソフト販売は、コンテンツ販売のモデルになると思います。いまや、無料でも、厳しいご時世ですが、無料で提供しているソフトのビジネスモデルは、どれになるのでしょう?広告でしょうか。Firefoxのようなオープンソースって、ビジネスとして成り立っているのか、その辺りの疑問は、まだ解けません。あれだけのユーザーが居るソフトであれば、ビジネスとして、成り立つ道はありそうな気もしますが・・・。