「他力本願のすすめ」

 前回も少し書きましたが、最近、「親鸞」さんに興味があります。何となく、最近よく見かけるような気がするのは気のせいでしょうか?
 ぼくは、自分のことは、自分でがんばって、思うように生きていたいと思いますが、自分ではどうしようもない理不尽な力の存在は知っています。自分でどうしようもないもことは、いろいろあるし、いらだったり、落ち込んだりすることも、多々あります。
 ここで言っている「他力」というのは、自分以外の力のことを指していて、その他力に翻弄される世界に対して、一つの考え方、心構えのようなものが、浄土真宗の教えの1つなのかなと思いました。ぼくは、自力でがんばることの大切さを知っているので、すべてに共感とはいきませんが、考え方としては、ありだと思うし、これで、救われる人はたくさんいるようにも思えました。特に、今のような、いろいろな災難がつぎつぎと起こる不安定な世には、受け入れられる思想のような気がします。
 宗教だからと、毛嫌いせず、昔の有名な考え方を学ぶことも、たまにはいいのかもと思う今日この頃です。
 読みたい本が貯まっているのに、なかなか時間が取れません。さて、さて、どうしたものか。

他力本願のすすめ (朝日新書)
他力本願のすすめ (朝日新書) 水月昭道

朝日新聞出版 2012-03-13
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