IEのテキスト形式フォントや、テキストエディタなどのフォントには、プロポーショナルフォントではなく、固定ピッチフォントを使用したい。というのも、プロポーショナルフォントは、ピッチが違うため、一行に書かれる文字数が異なってくるので、整列性が必要なところでは、還って見にくくなる。ASCII Artなんかは、固定ピッチフォントでないと、表示が崩れたりする。
ソフトによっては、固定ピッチフォントしか選択できないようになっているものがあるので、プロポーショナルだけだと、片手落ちである。
ちなみに、もぐらのエディター関連は、固定ピッチでないと選択出来ない。
メイリオフォントは、固定ピッチではないので、IEのテキスト形式には表示されない。これだと、IEのテキスト表示は、今まで通り、MSゴシックなどになってしまって面白くない。そこで、固定ピッチフォントについていろいろ調べてみたのでレポしてみたい。
meiryoKeGothic
まず、メイリオフォントからmeiryoKeGothicというフォントを生成するスクリプトというのがあり、これを使用すると。等倍フォントのメイリオが生成されるらしい。しかしながら、このスクリプト、meiryo5.00でないとだめらしく、このフォントは、Vistaが正式リリースされる前のRC2というテストバージョンのフォントのようで、現在入手困難みたいだ。少なくとも、ぼくがWebをうろついた限りでは、入手することが出来なかった。ちょっと興味があったので残念である。
このフォントは、シャープがザウルスなどの液晶画面用に開発した「LCフォント」をベースにWindowsで使えるようにしたものをまとめたフォントだ。
実は、この関連フォントをW-ZERO3[es]で使っていて、なかなか視認性がよかったので、使えるのではないかと試してみた。
ちょっと滲むような表示が出ることがあるかも知れないがそれほど悪くはないと思う。個人的にはデフォルトのMSゴシックよりは、見やすいのではなかろうか。ちなみに、ぼくは、MS *ゴシック Ex+(ON) Ver.2.14を使ってみた。
Osakaフォントは、Macで使われているフォントのことらしい。ぼくは、Mac使いではないので、Macのフォントが優れているのかどうか、よくわからないのだけれど、Macのフォントは、評判はいいようだ。
それで、ここから、OsakaのWindows版が手に入る。Osaka.zipが一般的らしいが、ぼくは、ここの864ttc2.rarを使っている。こっちのほうが滲みが少ないらしい。ちなみに、”rar”は、圧縮ファイルなので、これを使う人は、解凍するためのソフトを何処かから手に入れて下さいね。
このフォント、線が細くて、割と気に入っている。今現在、等倍フォントはこれを使っている。
結局、ぼくは、メイリオとOsakaのコンボで設定したのだが、ここは好みの別れるところだと思うので、みなさんも、いろいろ試してみて欲しい。
ちなみに、昨日書いた、ClearTypeだけど、原理上、モニターにかなり依存するみたいだ。液晶のようなドット表示がされるもののほうが、その効果が大きいらしい。最近では、液晶も安くなってきたし、CRTを使っている人はあまりいないとは思うのだが、念のため、記しておこう。前回も、密かにリンクkしておいたのだけれど、原理を知りたい人はここが参考になると思う。