別に、断捨離をしているわけではないのですが、ちょっとずつ整理をしようと片付けをしていたら、昔買ったBE-PALという雑誌が出てきました。2002年の雑誌ですって。もう読まずに捨てようかと思ったのですが、ついつい中身を眺めてしまいます。
今はもう買わなくなってしまったのですが、その当時は、野田知佑さんを知った頃で、面白い生き方をされている方が連載しているBE-PALという雑誌を買ってました。その当時の連載陣は、魅力的な人が多くて、結構じっくり読んでいたのですが、仕事が忙しかった当時は、雑誌を買うだけかって、積読状態が続いていたんですよね。でも、いつか読みたいと思っていたので、捨てることもなく、忘れていたところに、今回出てきたという訳です。
今、読んでも面白いですね。転覆隊に、シェルパ斉藤さんの耕耘機の旅、山崎さんの混浴美女秘湯めぐりなど、どれも面白いです。今、どうなっているんだろうってのもかなり気になるところだったりするので、ちょっとずつ今のみなさんの活動をフォローしてみようかと思ったりしています。
今回、この懐かしさを感じるとともに、ちょっと複雑な感じになったことがありました。特集の中に、「熊本県益城エリアに残る文化遺産 ”石橋密集地帯”を自転車でのんびり」というのがあって、益城町に反応してしまいました。益城町は、熊本地震のときに出てた町ですよね。雑誌が発売された当時であれば、恐らくそれほど印象には残らず、へ~、こんなところがあるんだくらいで終わっていたような気がするのですが、今、これを読むと、今どうなっているんだろうと、やはり気になったりするんですよね。記事には、その当時の石工が独学でアーチ理論を完成させて作ったアーチ橋で、これまでの地震ではビクともしなかったと書かれてます。さすがに、熊本地震で影響を受けないってことはないだろうと思うと、誘惑に勝てなくなって、ついつい検索してしまうんですよね。通潤橋という有名な橋があるのですが、やはりダメージを受けているみたいです。いくら石橋とは言え、さすがに、あの地震には耐えられなかったようですね。
こんなことで印象に残るというのは、何とも複雑な気分なのですが、古い雑誌を読むのも、面白ことだなと、ちょっと思ってしまいました。というのも、その当時にはわかっていなかった、その後状況が今はわかるので、それを踏まえて読み返すと違うものが出てきます。ぼくは、本を読み返すというのは、あまりしないのですが、読み返してみるというのは、場合によっては面白い発見があるのかもしれませんね。
BE-PALを読んでいると、知らない日本がたくさん出てくるので、機会があれば、訪れてみたいと思ったりします。久しぶりにそんな感覚を思い出しました。