もう随分前になりますが、その昔、水中カメラマンの内山りゅうさんの話をテレビでやっていました。その時、撮っていた水中写真が、柿田川という川で、写真そのものももちろんですが、その撮影風景に、ちょっと興味を惹かれました。柿田川は、日本で、一番短い一級河川で、富士山からの豊富な湧き水が川になって流れていると記憶しています。町中を流れている清流で、普通の清流のように山の中の人が関わっていない場所ではないというところも、ちょっと興味を惹かれた理由の一つかも知れません。
前に一度訪れたことがあったのですが、その時は、ふと、時間ができて、思い立って、あまり調べず新幹線に飛び乗り、三島に行きました。行けば、いろいろ宣伝されていて、すぐわかるだろうとたかをくくっていたのですが、右往左往したあげく、結局、川を見つけられたのが、夕方になってしまったことと、川を工事していたことがあってあまり堪能できませんでした。
今回、また思い立って、柿田川へリベンジに行ってきました。
柿田川は、柿田川公園というのがあって、そこから、豊富なわき水が出ていて、狩野川へと合流している川らしいです。水はきれいなのですが、交通量の多い、国道の脇にあるので、自然の中にいるという感じは、しないかもしれませんが、別の意味で、なかなか癒しの空間と言った感じでした。まさに、生活と共にある川といった感じで、これはこれで、いいなと思いました。
ただ、公園は、私が思っていた、撮影風景とは、かなり違っていて、ちょっとがっかりしたところも、正直あったのですが、川のまわりを歩いてみると、下流のところに、柿田橋というところがあり、ここから見る、風景が、とてもよかった。写真の撮影風景も、恐らくは、ここら辺りだったのではないかと思います。前回、公園しか見れなかったときは、正直、ちょっとがっかりしてしまったところがあったのですが、今回、下流まで、見ることが出来て、また何かのついでがあれば、来たいと思うようになりました。
ぼくは、なんだかよくわからないのですが、川を見たり、その周りを歩いたりするのが好きです。川は、人との関わりが、とても出ているように思えるからかも知れません。人と自然との関わりが、いい関係で居られる川が増えるといいのになと、単純に思いますが、そんなに難しいことなんですかね?
柿田川の参考ページその1
柿田川の参考ページその2