昨日、サッカーの中田英寿さんと本田圭佑選手の対談をやってましたね。ぼくは、スポーツ選手にのめり込むことはあまりないのですが、なぜか、現役時代の中田選手は、好きで、今で言う個人ブログなんかもチェックしていたのですが、引退されてからは、ちょっと興味を失っていました。
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今回の対談を聞いていると、サッカーのようなプロスポーツの世界で、自分の個性を貫き通すことの難しさや、苦悩の日々が垣間見えて、とても面白かったです。海外のサッカー事情なんかを聞くと、団体スポーツではあっても、個人が、そこに確立できて、初めて対等に渡り合えるのかなと感じました。その手段が何で、どういうことをすれば、周りに認められるのかは、業界によって違うのでしょうが、そのこと自体は、他の世界でも同じなんだろうなと思うわけです。サッカーの場合は、点を取ること。これに勝るものはないと仰ってましたね。実力を見せて、認めて貰うこと。簡単なようで、難しいですよね。
こういうこと、日本人は、少し苦手なことなのかも知れません。日本人は、実力者を陰からリスペクトすることはあっても、アピールすることを嫌う傾向があるような気がします。そういうことをすると、輪を乱すと言ってみたり、出る杭は打たれると言ってみたり、空気が読めないと言ってみたりしますよね。下手をすると、村八分になったりします。そういう環境って、良いことも確かにあるのだけれど、前には、進めない環境のような気がするんですよね。
そう言った中、本田選手のような日本人は、希有な存在かも知れないし、今の日本には、貴重な存在だと感じました。若い世代に、本田選手のような我の強い選手が活躍している状況というのは、まだまだ日本も捨てたものではないと、珍しく思いました。今、まさに、かつての中田選手が体験したことを、ガチで体験している本田選手にとっては、この対談は、すごく刺激的だったのではないかなと思いますね。
スポーツといえば、この間、世界卓球も開催されていましたね。たまたまつけたチャンネルでやっていて、ついつい見てしまったのですが、有名になっている女子より、男子のほうが面白かった。吉田海偉選手と水谷隼選手、中国戦は、負けてしまいましたが、とても良い試合でした。特に、吉田選手のような豪快な卓球をやる選手が育ってきているというのは、これまた、日本は捨てたものではないと思わせてくれました。中国相手によくやったと思います。あの負けっぷりの良さは、なかなかないです。確かに悔しいのですが、次に繋がると思える負け方でした。是非、リベンジして貰いたいものです。
今回の、スポーツねたを見て、ぼくは、昨今の、アイドル的なスポーツ選手に嫌気を感じているのだなと気づきました。それは、恐らく、スポーツではない部分が大きくなっているからではないのかなと。だから、シンプルに頑張っている人を見ると、逆に、ぐっと来るのかも知れませんね。
世界と渡り合うというのは、かくも大変なことなのかと、改めて思うのですが、実際にやっている日本人を見ると、それだけで励みになりますね。これからも是非頑張って行って欲しいものです。