このブログって何でもありの様相を呈してますが・・・。気にせず興味のあるところを書いていきます。
アナログ回路の設計ツールの特集をやっていたので、メモ代わりにまとめてみます。
Linear Technology LTspice IV
TI TINA-TI
Analog Devices 設計ツール&シミュレータ
MAXIM EE-Sim
Fairchild Semiconductor Power and Performance for Multiple Markets
Intersil iSim
他にも、電源設計や、Amp設計など用途に特化した形のツールはいろいろなところから提供されていますが、出来れば、一つのツールで、いろいろ評価したいですよね。
ぼくは、LinerさんとTIさんのツールは使ったことがあります。LinerさんのLTSpiceは制限がなく、Spiceが手に入れば他社のデバイスも評価出来てとても重宝しています。ただ、やはりSpice系なので、重いです。昔に比べれば、PCが早くなっている分、我慢出来る動きですが、複雑なことをしようとすると、時間がかかります。とはいえ、フリーでこれだけのことが出来るのは、良い時代だと思います。ぼくは、必要であれば、主にこのツールを使用しています。
TIさんは、回路の中にTI製のデバイスがないとErrorが出てきます。CRの回路シミュレーションをしようとしたら、怒られてしまいました。
各社、それぞれ部品を採用してもらうためにいろいろなツールが出てきてますが、こういうのも、統一して欲しいですよね。ツールとデバイスパラメータは、別々に進化してもいいと思いますが、各社思惑があるんでしょうね。
一昔前は、シミュレーションツールは、高くて、とても個人で使用出来るものではありませんでした。今でも、高機能なちゃんとしたツールは、良い値段で出ていますが、部品メーカーからこういうツールが提供されるのは、ありがたいことです。
RFのシミュレーションツールもそのうち提供されるようになるんでしょうか?コンデンサのf特程度であれば、オンラインツールで提供されてますよね。ぼくが知らないだけで、もう既に提供しているところもあるかも知れませんね。
部品のカタログは、もう完全にネットにて提供されるようになりましたね。ネットで入手出来ない部品は使いたくないというくらいネットでの提供方法が大事になってきてます。探すのに時間がかかるような仕組みは勘弁して欲しいものですが、これだけ大量なデータを使いやすく管理するのは大変だろうなと、人ごとのように思います。
特集には、Webカタログにすることで、訪問してくる顧客のクリックデータなどのデータが取得できるため、いろいろなことが出来る(やっている)ようなことが書かれていたのですが、本当にそうなんだろうか?という気がします。こういうメーカーって、Webに力を入れているところは、確かにいろいろと仕掛けがしてあるように見受けられますが、力入れていないところも多いですよね。特に、日本の企業は、こういうところが、遅れているような気もしますが、考え過ぎですかね?
この世界も、日々いろいろと変化していて、追いつくのが大変です。