大変重宝しているScanSnap S510なのですが、この間の暑かったある日に、いつものようにスキャンしようと思ったら、原稿が出てこないで詰まってしまう現象が起きてしまいました。以前、蓋を開けたときに見えるローラーがフニャフニャになっているのに気づいて、怪しいな~と思っていたのですが、スキャン出来ていたので、騙しだまし使っていました。今回、遂にダメになったかと思ったのですが、問題の箇所はそこではなく、下側にある同じようなフィードローラーがベトベトになっていて、原稿が引っ付いてしまい下側に巻き込まれていました。この時、初めて下側にもフィードローラーが付いていることに気づいたのですが、取りあえず、頑張って下側のローラーを外して、家にあったフェルトみたいな布を巻いて、原稿に引っ付かないように応急処置したところ、何とかスキャンは出来るようにはなりました。しかしながら、同じようなローラーが上下合わせて4つあるので、すぐそのうちダメになるだろうな~ということで、交換修理できないかなと調査しました。
同じような状態になっている方は結構いらっしゃるようで、そこそこ情報は出てきました。このフィードローラーは、純正の補修部品にはなってないみたいで、一般人が部品を入手するのはハードルが高そうな感じでした。強者な方はいろいろなルートで入手されてる方もいらっしゃるみたいですが、部品が入手出来ないとなると、程度いいジャンクを買うか、新品に買い換えるかの選択しかなくなります。年数が行っているので、ジャンクはちょっと現実的ではない気がして、修理はあきらめるしかないかなと思い始めていたのですが、新品の価格はそれなりにするので、決心が付かず、さらにあがいていたら、こちらに更なる強者の方がいらっしゃいました。
こちらの方は、ウレタンパイプを購入して、フィードローラーを自作されています。内径φ6mmのウレタンパイプを購入し、現物に合わせてローラーの幅に切断して、凄いのが、外径を旋盤で現物合わせしてフィードローラーを作ってしまったというわけです。いや~、旋盤なんか持ってると、部品関係、何でも作れそうでうらやましいですよね。3Dプリンターもそうですけど、工作機械のようなものが手軽に使えると、素人が面白いものいろいろ作る世がくるよな気がしないではないですよね。
調べてみると、ウレタンパイプ自体は、普通に入手することは出来そうです。ただ、旋盤なんかは、持ってないので、加工ありきだと、無理っぽいなと思ったのですが、この方は、ありがたいことに寸法を公表してくれてます。同じ機種ではないですけど、似たような作りなので、この寸法のウレタンパイプが入手できれば、切断だけで、代替え部品が作れる可能性がりますよね。探してみたら、内径φ6mm外径φ12mmのウレタンパイプを売ってるところがありました。ローラーは2cmもあれば、十分な感じがします。4本取れればいいので、10cmのウレタンパイプが手に入れば、フィードローラーを自作することが出来るかも知れません。ってことで、通販で注文してみました。ちなみに、諸事情があって、納期が間に合わず、1回目はキャンセルすることになってしまい、2回注文することになってしまいましが、2回(それぞれ別のところ)とも、表示している納期通りには部品は届きませんでした。遅延が2回くらい発生して、2週間くらい納期が遅延したことは、一応書いておきます。ま、今のところ、選択肢が他になさそうですけどね。