別荘で家いじりをしています

 実は、昨年、伊豆界隈の別荘を購入しました。と言っても豪邸ではなく、込み込み300万くらいの古い家です。前々から、低価格のボロ家に興味があって、セルフビルドとまでは行かなくても、自分でいろいろ手を入れることで、お金のかからない居住地と生活を手に入れられないかなと思っていました。そんなとき、いつもチェックしているこちらのサイトの方が伊豆に別荘を買われて移住されたのを見て、自分もやってみたいという気持ちがフツフツと沸いてきたわけです。
 当初は100万くらいの家をいじり倒すくらいで考えていたのですが、100万くらいの物件だと、それなりに築年数が経っていて、全リフォームとは言わないまでも、却ってお金がかかるかもという印象を持ちました(どこまでやるかにもよるのですが・・・)。たまに遊びに行く別荘使いなら、それもありと思えるのですが、住むとなると、築年数は、別にいいのですが、基礎はしっかりしていて、電気、水道、ガスなどのインフラは不安がないところがいいなと。業者にお願いしないといけないような補修がたくさん必要な感じだと、手に余るなと感じました。ちなみに、予算500万以上を確保出来るのであれば、そこそこ質の良い別荘が手に入るかもという印象を持ちました。

 田舎暮らしの一戸建てではなく別荘にしたのは、地域のコミュニティのようなものにあまり関わりたくなかったからです。一度都会に出ると、町内会とか地域のしきたりとかなんとかから解放されます。コミュニティが、良いこともたくさんあるのですが、面倒なことも多いですよね。何より、半強制的に参加しなければならず、抜けることができないというのが、ぼくにとっては問題です。自分にとっていいコミュニティであればいいのですが、ストレスを感じるような場合、撤退するのに家を売らないと元が取れないとなると、かなり敷居が高いですよね。濃い人間関係が田舎で生きていく上で必要不可欠な要素があるのはある意味わからないではないのですが、よそ者が入っていくには敷居が高いですよね。都会に出て、それを寂しいと思うのであれば、自分に合う地域を探してみればいいと思いますが、ぼくの場合は、その解放された状態はキープしておきたいなと思いました。別荘はよそ者の集まりだと思うので、変に干渉されることはないかなと思った次第です。

 伊豆という場所についてはこだわりがあったわけではなくて、他の候補についても、いろいろ調査はしてみました。全国的に見れば、もっとたくさん別荘地があると思っていたのですが、意外に数は少ない印象でした。もともと別荘は、景気がいいときに、大手業者が、金持ち向けに開発したことが始まりなのだと思うのですが、不景気になって撤退している業者が殆どで、まともに維持できている別荘地はそれほど多くないのでは?という印象を持ちました。特に水道などのインフラの維持には、どこの別荘地も悩んでいるみたいで、別荘の管理団体まわりでの揉め事が、ちょいちょいあるような気配がしました(干渉されたくないと思っている身としては、巻き込まれたくないですよね)。お金持ちのステータスになっている所を除くと、伊豆くらいしか残らなくて、伊豆は、東京から近いということもあるのか、別荘を利用してる人がまだそこそこ居そうな感じなので、先々はわかりませんが、維持管理もそれなりに大丈夫かなと思った次第です。それと、避暑目的ではないので、雪の多いところを避けたら、伊豆が残ったというのもあります。とはいえ、山の別荘なので、降るときはそれなりに降るみたいなのですが、他のところに比べて降る期間は短いのでは?と思っていたりします。

 今のところ、別荘使いで、そこそこな頻度で通っている状態なのですが、こっちに来ているときのほうが快適に過ごせている感じがしています。ま、ボロ屋(程度はかなり良いと思ってますが)なので、やることがいっぱいあるからかも知れませんが。

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