天窓を外した時の話

 天窓の窓枠は、内側から、何カ所か釘で固定されていました。これを外せば、天窓が外せるかも知れないと思い、小さいバールで釘を浮かせ、大きいバールで釘を抜くと言うのを繰り返して、何とか釘を抜きました。別荘に来て、いろいろな解体作業をすることになったのですが、バールは本当に大活躍です(こんなことでもないと、使う機会もないような気はしますけど)。釘を抜いて、窓を持ち上げると、天窓が動きました。そのまま外すと落下する危険がありますので、念のため、登山用のロープにカラビナを付けて、窓枠に引っかけてロープを柱に固定して、最悪落下しても、途中で止まるようにしました。その状態で、慎重に窓枠を浮かして行きます。天窓は、窓の開口部に乗せてある構造になっていました。窓の開口部は、窓枠に合わせて作られています。そのままでは天窓を通すことは出来ませんので、窓枠の対角に合わせて、天窓を回転させて引き込みました。実は、うちの天窓は、ドーム状の窓が付いていて、窓にかなりの厚みがあります。最初かなり四苦八苦したのですが、寸法的に、ギリギリ通るサイズということがわかり、何とか引き込むことができました。
 しばらく、掃除されることもなかったのでしょう。ドーム状の天窓は、所々、苔のようなものが付いていて、外側には、若干の割れが発生していました。窓枠は、アルミで出来ていて、手作り感が少しあります。昔は、木枠の窓を大工さんが自作していたという話を聞いたことがありますが、工務店さんあたりが特注で作ったのでしょうか?既製品では無さそうな感じです。取りあえず、水洗いして、割れを応急処置して、車用の撥水コートを気休めに塗りました。幸い、天窓は、2重構造になっているみたいで、今のところ、雨漏りまでは発生していませんが、近い将来、取り替えたほうが良いかもとは思っています。
 天窓に使われているドーム型の窓は、大きな建物の室内に外の光を入れるために、たまに屋上に設置されているのを、見かけたことがあります。素材は、プラスチック(ポリカ系かな?)系ですので、どんなに耐候性がいい部品であったとしても、長期間屋外にさらされれば、劣化するのは避けられないと想像できます。そうなると、メンテナンスすることが前提の部品だと、考えておいたほうが良いのではと思いました。部品として、個人が入手出来るものなのかと、少しだけ調べてみたのですが、入手することは、不可能ではなさそうでした。ただ、寸法が正方形のものばかりで、今付いている長方形のものは見つけることが出来ませんでした。大きめのものを無理矢理付けることも出来るかも知れませんが、価格もそこそこしますし、部品の入手性とかを考えると、ポリカの平板に変えたほうがいいかもと、いろいろ考えてしまいます。この辺りは、まだ手を付けられていないので、オイオイ考えていければと思っています。
 これで、天窓の外し方がわかりましたので、メンテナンスすることができそうです。取り付けは、コースレッドを使って固定しました。これで外すのが楽になります。窓が綺麗になったので、部屋が少し明るくなったような気がします。
 さて、窓を外したときに窓の周りを点検して、雨漏りの原因を見つけました。この話は次回といたしましょう。

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