PMのSSDのリカバリー領域を潰して、1つのディスクに連結して、ディスク容量を確保したときのトラブルメモを文字通りメモにしておきたいと思い、前にやったことを思い出していたのですが、参照したサイトなどを失念してしまい書けない状態に陥ってしまいました。このトラブルは、自分でも、メモしておきたい内容だったので、改めて、調べ直したのですが、トラブルが起きた時には、集中していたので、探し出せたものが、改めて検索すると、まあ、出てこなくて、結局、調べるだけで、力尽きてしまいました。言い訳をここに書いても仕方がないし、する必要もないのですが、メモは、やっぱり新鮮なうちに書き留めるよう習慣づけないといけないなと、自戒の念も込めて思いました。
さて、バックアップ体制も整いましたので、PMのディスク領域(空き領域)を広げようと、リカバリー領域を潰すことにしました。ここの詳しいやり方は、忘れてしまいましたが(キケンなので、あまり書きたくありませんし)、昔買ったHDDに付録で付いていた、HD革命の「ドライブの分割と結合」を使って、結合したような気がします。(リカバリー領域のドライブを削除して、結合したのかな?)というのも、クリーンインストールも出来ないし、クリーンインストールにすると、今まで構築した環境をまた構築し直さなければいけないという面倒さもあって、今の状態で結合する方法を選んだ訳です。
ということで、結合処理をしたのですが、その際、ブート領域から外れるので、もしかするとブート出来ないかもしれないよみたいな、エラーが出てしまいました(正確なエラーの文言は忘れてしまいました)。まあ、大丈夫だろうと、実行したのですが、見事に起動しなくなってしまいました。
起動すると、「コンピュータ ディスク ハードウェア構成の問題のため、Windows を起動できませんでした。」とエラーが出て止まってしまいます。そこで、別のシステムで、ブートして、ハードディスクの状態をDOSコマンドで、覗いてみたりしたのですが、SSD自体は、壊れていないみたいでした。ドライブも検索出来るし、フォルダー、ファイルも見ることが出来ます。ということは、SSDは無事連結されていて、起動時の条件が壊れているということになります。
バックアップから元に戻すことは可能ですが、元に戻すということは、リカバリー領域も元に戻ってしまいます。何とか、このエラーを修復できないかと、いろいろ調査をしたところ、このサイトが引っかかりました。このサイトの下のほうに、回復コンソールでbootcfgコマンドを実行すれば、回復するようなことが書かれています。取りあえず、書かれている通りに実行してみることにしました。
回復コンソールは、WindowsXpのディスクから起動できます。ぼくは、別のPCにインストールしているディスクを持っていたので、USBのDVDドライブからWindowsXpのインストールディスクを起動して、回復コンソールを起動しました。ネットで検索すると、ディスクを持っていなくても、回復コンソールを起動する方法があるようです。ちょっと面倒そうですが、ディスクを持っていない方は、そういうやり方もありかも知れません。
コマンドで、”bootcfg / rebuild”を入力し
“インストールをブート一覧に追加しますか?”と聞いてくるので”Yes”。
“読み込み識別子を入力してください”と言ってくるので、”WindowsXP”と入力
“読み込みオプションを入力してください”と言ってくるので、”/fastdetect”と入力しました。(この時は、わからなかったのですが、後で、boot.iniを見た感じだと、ここは、/noexecute=optin /fastdetectとしたほうが良いかもしれません。試してませんが。)
これで、起動してみると、起動自体は成功したのですが、デュアルブート環境になり、ブート選択の画面が表示され、前の環境と思われる
“Microsoft WindowsXp Home Edition”
と
“WindowsXp”
が表示されるようになりました。”WindowsXp”を選択すると、無事、起動することができるようになりました。
ちなみに、”Microsoft WindowsXp Home Edition”を選択すると、やはり、途中で止まってしまいます。
これで、一応は、起動するようになったのですが、環境は一つしか入っていませんので、デュアルブートである必要はありません。いちいち、ブート選択画面を表示する必要はりませんので、これをシングルブートに設定しなおせば、理想の環境になります。
Windowsは、ブート時、boot.iniというファイルを見て、ブートしています。実は、bootcfgというのは、このBoot.iniファイル関連の処理をするためのコマンドで、rebuildは、文字通り、ブート環境の再構築をしていると思われます。(詳しくは、こちら)Boot.iniは、通常、C:\に入ってますので、これを開いて見ると、下記のように記述されてました。
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS=”WindowsXP” /fastdetect
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS=”Microsoft Windows XP Home Edition” /noexecute=optin /fastdetect
[operating systems]の中の上の行が、今回新しくrebuildされて加わったものと思われますので、下のやつを削除して、下記のように変更しました。
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS=”WindowsXP” /noexecute=optin /fastdetect
/noexecute=optinは、入れておいたほうが良さそうなので、入れました。
これで、起動し直したところ、無事、シングルブートで起動出来、通常の状態で、ディスク容量は広がって。目的が達成されたというわけです。
いや~、久々のトラブルで、長い道のりでしたが、その後は、とても快調に動いてます。
あまり、お勧めではありませんが、もし、何かで、同じような状態になったときは、意を決して試してみるのもいいかもしれません。