KLabという会社のCTOのblogにこんなのが出てました。なかなか過激というか、技術者のツボを抑えていらっしゃる方だなと思いました。
エンジニアは、「ビジネスより技術が好き」というのは、本音のところがあるかも知れませんが、最近では、技術だけでは、食べて行けなくなってきているような気もします。
オープンな世界になってくると、技術そのものには価値がなくなってきてしまうのかも知れません。技術そのものよりも、技術を使った価値のあるものを生み出す力が、ビジネスになる。そうなると、技術は、すでにあって当たり前となり、技術者は、必要ない世の中にだんだんと変わって行くのかも知れません。
例えば、Webの世界は、すごい技術が使われていますが、技術で儲けている会社は、そう多くないような気がします。これらの技術を利用することは、昔に比べると、ぐっと敷居が低くなってきていると思います。何せ、一昔前は、家で、コンピュータ使ってなんて環境がありませんでしたから、やる気があっても出来ない世界だったのに、ちょっと勉強すれば、簡単に環境を構築することができてしまいます。そんな環境で、アイデアで勝負している方達は、技術屋ではないような気がしますし、そういう人達にとっては、技術屋は必要ない存在なのかも知れません。
そうなってくると、ビジネスに興味の持てない、技術者は、生きにくい世の中になってしまうかもしれませんね・・・。確かに、画期的な技術を確立すれば、すごいことになるのかも知れませんが、その敷居は、こんどは逆にかなり高くなっているとおもいます。世の中どんどん変遷していますので、追従するしかありませんね。
それにしても、この方の起業の動機は、ぼくが思っていることに近いかも知れません。こうやって、実際に実現している方がいるというのは、すごいことだと思います。(ただの、我が儘と言えないこともないんですけどね)