メインブラウザの移行を検討中

　ぼくは、これまで、Firefoxのレガシーアドオンが使えるWaterfoxをメインブラウザとして使ってました。理由は、新しいFirefoxは、タブを下に持ってこれないし、タブのグループ化が使えなくなったこと、さらにパネルの利用に自由度がなくなったことなどがあります。新しいFirefoxはパフォーマンスやセキュリティー、メンテなんかが優先されて、ちょっとした使い勝手の良さが犠牲にされているような感じがして、ちょっとしたことなんですが、使っているとかなりストレスに感じてしまいます。利用頻度が低ければ、それでも我慢出来ると思うのですが、かなりメインなソフトとして使用するものなので、こういうところでもたついたりすると、イライラすることもあったりします。
　Waterfoxについては、よく出来ていて、このまま使えるのなら特に移行したいとは思わないのですが、最近、動かないサイトがちらほら出てき初めていて、ちょっと困ってます。昔はサイト側が、古いブラウザにも対応するよう作ってくれていたのですが、最近のサイトは、切り捨てる方向に行っているのか、サイト側から、動くブラウザを指定されることが増えているような気がします(まれに、古いブラウザでないと、動かないサイトも放置されていたりしますけど)。
　ということで、仕方なく、最新版に対応しているブラウザで、何かいいものがないかと、物色し始めた次第です。Firefoxと、Chromeは上記の理由で、自分としては使い勝手が悪いので、候補から外しています(ブラウザとしてはよく出来ているとは思うのですが)。ということで、ブラウザエンジンを自前で作っているところではなくて、ブラウザエンジンを利用して、使い勝手のこだわっているソフトはないかと探し始めました。
　一昔前は、IEのコンポーネントか、Netscape系のGeckoが使われたものが主流で、IEが殆どだったように思いますが、最近はというと、IEが撤退する方向なので、Chrome系のエンジンが使われているものが多いみたいです。Chrome系のエンジンだと、ちょっと前までは、WebKitが主流になっていたようですが、いろいろあったらしく、今は、Blinkエンジンへと移って行ってるようです。
　それで、最初に試してみたのが、Sleipnirです。タブブラウザが流行始めたころにメインとして使っていたことがあります。そのころは、IEベースだったと思うのですが、かなり時間が経っているので、進化しているのではないかと、試してみました。最新のVer.6を入れてみたのですが、昔のカスタマイズ性が無くなっていて、何だか使いにくいと思ってしまいました。やはり、最新のブラウザ群と同じ方向へ行っているのかと思って、次に行こうかと思ったのですが、Ver.4がまだ提供されていて、いまだに、ちゃんとメンテナンスされているということがわかりました。昔のカスタマイズ性用途の人はこっち使ってねということみたいなので、Ver.4を入れてみました。Ver.4は、WebKitエンジンで開発されていたようですが、ちゃんとBlinkエンジンへ移行してくれているみたいなので、エンジンは新しいものを組み込んでくれているようです。
　使い勝手は、なかなか良い感じです。外観のカスタマイズや、タブのグループ化なども出来ますし、さらに良いのがChromeの拡張機能(アドオン)も使えます。少し本格的に使ってみて、移行しようかと思ったのですが・・・。タブをそこそこ開いた状態で使っていると、少し動作が不安定になる時があるようで、他のブラウザに比べると、ちょっと重いなと感じました。特に、拡張機能が不安定になる時があって、その辺りに、少しだけ、ストレスを感じました。我慢出来る範囲ではあるのですが、あるとき、自分のソフト開発の関連で、Blinkエンジンのことを調べていた時に、Vivaldiというブラウザソフトがあることを知りました。このブラウザは過去に何かで見たことがあったのかも知れないのですが、記憶から抜けてしまってました。昔使っていたOperaと関係があるブラウザらしいということで、入れてみることにしたのですが・・・。話の続きは次回といたします。