壁紙の話 その3

 壁紙が決まったら、いよいよ壁に貼って行きます。必要な道具や、基本的な貼り方については、詳しく掲載されているところに譲って、やってて気づいたことを書いてみようと思います。
 まず、古い壁紙を剥いでいきます。壁紙を剥ぐと、薄い紙が一枚残ります。これが、正しく剥がれている状態です。綺麗に剥がれると気持ちいいのですが、場所によっては、ボロボロになっていて、なかなか剥がれなかったり、壁紙が劣化しすぎて、下地が見えてしまうところもあります。酷い段差が出来ていたりすると、壁紙を貼ったときにそれが表に現れてしまうので、気になるようであれば、下地がきれいになるように調整するみたいですが、ぼくは、面倒だったので、気にしないことにしました。
 のりが付いた壁紙は、思っているより重いです。フルで一枚貼る場合に、上の方を持って、下にそのまま壁紙を垂らして位置合わせをしていると、段々と持っている所が重みに耐えられなくなって、裂けてきます。可能であれば、2人で貼るの確実で、一人が壁紙を下から支えて壁紙の重さ全てが持ち手にかからないようにするのがいいと思います。位置合わせも多分、二人でやったほうがやりやすいと思います。ぼくは、一人だったのですが、最初の方は何回か、裂けてしまいました。対策としては、のり面にシートを貼って、半分くらいを折りたたんで、台の上に置いて、かかる重さを半分くらいにして、残り半分で位置決めをして仮止めして、全体を下ろして仕上げるというような感じで貼りました。台はそこそこ高さのあるスチールラックくらいの大きさがあると便利そうです。ぼくは、脚立に板を括り付けてやったのですが、何回か台から落下して、あまり安定しませんでした。それと、半端な箇所を貼る場合は、カット出来るところを大まかにカットして、全体の重さを軽くしてから貼ったほうが貼りやすいと思います。特に、貼る箇所の幅が短い場合は、効果が出てきます。ただし、切りすぎないように注意して下さいね。
 また、壁紙を真っ直ぐはるのも、意外に難しかったです。上方向だけで合わせるのは難しいので、ぼくは、側面が隣とうまく合うように調整しながら貼りました。実は、日本の壁紙の場合、両側面には、不要な部分が1cmくらいあって、一般的には、隣とオーバーラップするように貼って、重なった部分の壁紙を両方とも切断して、不要な壁紙を剥ぐときれいに継ぎ目が出来るのですが、きれいに垂直に切断するのは、少し難しいし、壁紙の位置合わせが難しかったので、貼る前に不要な部分をカットしてから貼りました。合わせ目の出来は良いときと今ひとつのときと、少しばらついたのですが、まあまあ許せるレベルにはなりました。実は、不要部分のことは、最初気づかず、そのまま貼ってしまった箇所もあるのですが、それもご愛敬だと思うことにします。
 取りあえず、狭い箇所から、やっていって、慣れてきたら、メインの目立つところに移行するのがいいと思います。やってみないと、わからないところが沢山あるので、経験して、覚えていくしかありません。確かに、少々、重労働ではあるのですが、貼り終ると、部屋の雰囲気が一気に変わります。ぼくの場合は、カビ臭さが減少して、部屋が明るくなったような気がしました。気分を変えたくて、壁紙を変えるのはありだと思いました。今回、最初にやったところは、いろいろ気に入らない箇所がチラホラあるのですが、次回があったら、もう少しうまく貼れるのではないかと思っています。

紙貼りセット

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