ベランダの柵を塗装中

 古い別荘だと、柵周りが傷んでいることが多いみたいです。木の柵は勿論、鉄の柵でも長い間手入れがされていないようで、酷いものだと、腐食して、断裂している場合もあります。うちの別荘も、一部、腐食している所があるのですが、幸い、安全性に問題があるレベルでは無さそうでした。ただ、塗装はかなり劣化していて、見てくれが悪いのは勿論なのですが、放っておくと腐食が進んでしまいそうです。ということで、重い腰を上げて、柵の塗装を始めたわけです。
 最近の塗料だと、1回塗りでいい錆止め剤配合の塗料があるのですが、別荘に使いかけの塗料を見つけたのでそれを仕上げに使うことにしました、その塗料だけだと、経年劣化など品質に不安があるので、錆止めの下塗り用塗料を買ってきて、下塗りもすることにしました。下塗りをして、一日置いて、仕上げをするような感じで、塗装自体はそれほど大変ではないのですが、塗装の前準備である古い塗装を落とす作業が大変です。
 塗装の劣化がそれほどでなければ、劣化している箇所だけを少し削って重ね塗りをするような手を抜いてもいいのでしょうが、今回は、柵全面が劣化していて至る所塗装が剥げているので、全面落とすことにしました。電動工具が使えると楽なのですが、うまく落とすことが出来ませんでした。サンドペーパー、金たわし、ワイヤーブラシ、スクレーパーなど、いろいろ試してみたのですが、どれも決定打にかけます。あるとき先端が尖っているもので叩いてやると、塗装が割れることを発見しました。厚塗りされていて、乾燥しているような塗装は、金槌の先で叩いていやると割れてくれて簡単に落とせます。全部がそういう箇所ではないので、他のところは、結局こそぎ落とすことになります。今のところ、ノミでこそぎ落とすという強引な方法に落ち着いているのですが、これがかなりの重労働です。一区画やるのに、一週間以上かかってしまします。柵を取り外して、作業しやすい方向に向けることが出来ないので、柵に合わせて体勢を代えなければいけないのも作業効率が上がらない原因の一つです(使える道具も限られますね)。
 塗装が落ちたら、後は塗るだけですが、塗る順番を良く考えないと、服や髪の毛に塗装が付いてしまうことになってしまいます。基本は奥や裏側から手前に、、下から上に塗っていくことでしょうか。仕上がりは上々と言いたいところですが、古い塗料を使っているせいか、見映えは今ひとつですが、腐食防止の効果はありそうなので良しとしています。
 本当は梅雨の前に終わらせたかったのですが、このペースだと、何年かかることやらという感じです。塗装を落として、雨に降られると、サビが進行しそうなので、1週間以上雨が降りそうにない日を選んでやっているのも作業が進まない原因なのかも(というより、面倒だと思う理由が山ほどあるので、モチベーションを保つのが大変です)。もう少し、工夫が必要なのかも知れませんね。

水性サビ止メペイント
水性サビ止メペイント

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