ドキュメントスキャナーScanSnap S510のフィードローラーの加工と交換(その2)

 さて、ウレタンパイプを入手したので、交換作業をやってみます。まず、ウレタンパイプを4等分します。最初、ジグソーで切断しようかと思ったのですが、パイプの剛性が足らなくて、手で押さえるだけではうまく刃が入って行きませんでした。なので、金物用のハンドソーで外周を切って、最後はカッターで切断しました。糸鋸のような材料を動かしながら切るタイプののこぎりだと綺麗に切れるかも知れません。


 次にフィードローラーを取り外します。下側は一度取り外したことがあるので、それほど手間がかからず外せたのですが、上側を外すのは、かなり大変でした。分解手順は、他にレポートされている方がいそうなので割愛させて頂きますが(というか、結構複雑なので、説明できそうにないです)、外側は、フィードローラーを固定するための蓋に当たる部分は、外側に付いているのですが、上側は、内側に付いていて、しっかり分解しないとそこまで到達出来ませんでした。機器の分解にかなり慣れている人じゃないと、バラした後元に戻せないかも知れません。メンテナンス部品になっていないことからもわかるように、簡単に取り外し出来る構造にはなってないので、お気を付け下さい。
 フィードローラーを外すと、こんな感じです。付いているローラーはベトベトしているのですが、丸めながら抜いたら外れました。少しベトベトが残っているので、シール剥がしで綺麗にします。

 用意したウレタンパイプは、苦もなく挿入出来ました。再度組み付けて動かしてみたら、あれ、原稿が取り込まれない。どうも、ローラーが大きすぎて側面に引っかかっている模様。ベトベトローラーも引っかかって動かなくなったことがあって、そのときの症状に似ています。ということで、再度バラして、上側のローラーを削ります。実は、組み付けのとき、少し無理矢理な感じでローラーの蓋をかませたような気がしたので、今度は、無理のないように、サイズを調整し、ローラーが手で簡単に回ることを確かめて、再度組み上げました。ということで、無事スキャン出来るようになりました。

フィードローラーを組み上げた状態


 もしかすると、ウレタンパイプは、純正のローラーより少し硬いかも知れません(新品の純正ローラーの硬さはわからないのですが)。普通の紙原稿なら、問題なくスキャン出来そうな感じですが、厚めの紙がどうなるか、取りあえず様子を見ながらという感じです。まだしばらくは、使えそうなので、良しとします。

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