天窓について思うこと

 うちの別荘にはロフトがあるのですが、そこの窓は天窓になっています。屋根をくりぬいて、そこに天窓をはめているような作りになっています。屋根裏は、人が住む作りにはなっていないでしょうから、暗くて、蒸し蒸し、ジメジメしている印象ですが、天窓があることで、光が入り、窓を開けると換気が出来るようになって、人が住める環境になっているような気がします。
 こうしてみると天窓は、良いことばかりなように思えるのですが、天窓に求められる耐候性は、他の窓に比べて高くなるのではということに気づきました。というのも、窓は普通、垂直に立てられていて、庇もあります。雨が降っても、横殴りの雨でなければ、それほど濡れることもありません。それに引き替え天窓は、屋根なので、太陽の光は遮られることなくそのまま射し込んで来ますし、雨も直接当たります。
 実は、別荘を買うとき、不動産屋さんに、天窓周りの壁には雨が降り込んだ形跡があると言われました。天窓を見るかぎり、シーリングも割としっかりしているように思えたので、直接雨漏りしているようには見えませんでした。実際、購入した後、雨の日に見てみたのですが、天窓から雨がしみ出しているようなことは、なさそうでした。でも、雨の日に、天窓を開けっ放しにしていたら、部屋がかなりの水浸しになることは想像できます。屋根に穴が空いているのと同じなので、それなりに管理をしっかりしないと大変なことになりそうです。
 天窓って、格好良さはあるのかも知れませんが、ちょっとリスクがある工法な気がします。屋根裏部屋は、壁(の一部)が斜めの屋根部分になるので、ここに窓を設置するとなると、天窓にするしかないのかも知れませんが、可能であれば、窓のための垂直な壁を立てるほうが、作りとしては、安定するように思えました。恐らく、工費は増大するとは思いますが。
 天窓が設置されて、随分時間が経っているようで、内側から見ても、天窓に、苔なんかが付いていて、掃除をしたくなります。最初、屋根に登ることを考えて、登山用のロープや、ハーネスなんかを用意してみたのですが、うちの別荘の屋根は、普通の平屋に比べて、屋根の角度が急(とんがり屋根っぽいです)で、いざ登ろうと思ったら、足がすくんでしまいました。やはり、業者に頼んで、足場を組んでもらうとかしないと、出来ないかなと、あきらめかけたのですが、天窓をよく見ると、内側から釘で固定してあるように見えます。もしかして、天窓を外すことが出来るのでは?ということで、トライしたのですが、その話は次回としましょう。天窓はそれなりに過酷な条件に晒されると思いますので、メンテナンス出来るようにすることは、思っていたより重要な気がしてます。

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